火の出るようなブログ2

やっぱり、人は他人を理解しあうことでしか最後は自分自身も救われないと思うのです.

ロックの天才は25歳で開花して30歳前後で全盛期を迎え、10年後の35歳で一段落する。

先日27歳で亡くなったロックミュージシャンのことを書いた。

まとめよう。

俗に27歳クラブといわれ、音楽の世界では27歳で他界したミュージシャンが多い。ブライアン・ジョーンズジミ・ヘンドリックスジャニス・ジョプリンジム・モリスンカート・コバーンロバート・ジョンソンマニックスのリッチー・ジェームス、そして最近ではエイミー・ワインハウス

 

さて、実は昨夜個人的にショックなことがあって眠れず、このままではこの世から消えてしまいそうなので、退屈しのぎでこんな遊びをした。天才ミュージシャンの生年月日と、代表作を表計算ソフトでまとめていたら面白いことに気づいた。取り上げたミュージシャンはいずれも商業的に大成功したロックファンなら誰もが知っている5人。また発売時と録音時、あるいは細かい月単位までは計算していないのでおおまかな年齢となることをご了承いただきたい。

 

まずは元ビートルズポール・マッカートニー

ポール・マッカートニーは25歳の時にビートルズの傑作アルバム「サージャント・ペッパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド」を発表。同じ年にシングル「ペニーレイン」も発売。ラストアルバムの「アビーロード」は27歳の時の作品だ。その後31歳の時にソロとしての最初の大ヒットアルバム「バンド・オン・ザ・ラン」を発表している。36歳の時になんともいえず黄昏た魅力の「ロンドン・タウン」を発表し、一段落している。

 

一方、レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミーペイジはヤードバーズ解散後、25歳でスーパーグループ、レッド・ツェッペリンを結成。衝撃的なデビューを飾る。ギターをかじったことがある人なら誰もが知っている「天国への階段」の時は27歳。後期の傑作アルバム「プレゼンス」の時は33歳で、36歳の時にボンゾの死がきっかけでバンドは解散している。

 

サイモンとガーファンクルの名曲「サウンド・オブ・サイレンス」が大ヒットした時、ポール・サイモンは25歳の時で、名曲「明日に架ける橋」を発表し、解散するのが29歳。僕の大好きなアルバムでグラミーを総ナメした傑作ソロアルバム「時の流れに」を発表したのは34歳の時だ。

 

もう一人、ロック界の天才児、デイビット・ボウイ。彼は変幻時代にスタイルを変えて、絶えず時代をリードして、周りを驚かせながら音楽性高い作品を連発した。彼が「ジギー・スターダスト」を発表したのが、やはり25歳の時。ベルリン三部作を発表し始めたのが30歳。当時から賛否はあったが、シックのナイル・ロジャースと組んで、世界中で大ヒットした「レッツ・ダンス」を発表したのは36歳の時だ。

 

最後にプログレ四天王の雄、ピンクフロイドの頭脳、ロジャー・ウォーターズ。彼が27歳の時に傑作「原子心母」を発表している。デビューしたのは24歳の時。今現在でも全米アルバムチャートにチャートインしている(これはビルボードの最長記録で今週も更新されている)「狂気」が30歳の時の作品、そして2枚組の傑作アルバム「ザ・ウォール」が36歳の時の作品だ。

 

こうしてみると見事に25歳で大ヒット、30歳でピークを迎え、35歳で円熟期を迎え、才能が一段落することがわかる。

 

まあ、レコード会社の販売戦略や、ファンの購入スタイル、あるいはそもそもポップソングのアーチストの才能のサイクルはどうしても似かよるものになるのかもしれない。これが落語家だと40歳から花が開き、50歳半ばが一番円熟すると言われる。歌舞伎やクラシックのマエストロなども違うだろう。

 

以上、表計算とwikipedeiaでこんなことを調べた雨の日の土曜の午後、楽しかったな。

( ´∀`)