今の若者が自分は幸せと感じるのはある意味で当たり前だ。
『絶望の国の幸福な若者たち』という本が話題だ。
この本の中で20歳代の70%が幸せと答えている。これは今はまだママが毎日御飯作ってくれるし、パパが建てたうちがあるという家庭が多いからではないだろうか?おそらく多くの場合は彼ら彼女らのご両親は健在、自分の子供の教育費も自身の健康問題も問題ないだろう。自分のことだけを考えていればいい時代だ。これは今だけではない。新人類と言われる団塊世代の下ぐらいから変わらない。
日本は豊かだった。その予熱はまだ充分にこの国に残っている。しかし餓死や孤独死がニュースで取り上げられ、生活保護はさらに増えるだろう。新興国との競争などますます競争は熾烈になる。失業者や年収の減少はまだまだ続くだろう。
問題なのは彼らが20年後にどう感じるか。
両親の介護、結婚や子育て、教育費、自身の就職問題。20年度に幸福と感じる世の中にしないといけないと僕は思う。そのためにひとつひとつ当事者意識として問題意識を持てるか。それが大切なのではないだろうか?