火の出るようなブログ2

やっぱり、人は他人を理解しあうことでしか最後は自分自身も救われないと思うのです.

自殺の原因1位の「健康問題」は健康を悲観しての問題だけではない

自殺者数、昨年は5月が最多 震災後の不況一因か

http://www.asahi.com/national/update/0309/TKY201203090183.html

今年も自殺者が3万人を超えた。震災の影響だ、という人もいるが、影響が出るのはむしろこれからではないだろうか?
自殺の原因の1位が「健康問題」次に「経済・生活」「家庭」「勤務」と続く。
でも健康問題とは、例えば病気などで仕事をやめざるを得ない人が将来を悲観して自殺することも含んでいる。
あるいは失業して一家離散、家庭の崩壊が原因で自殺する例も少なくない。

多くの場合は経済、お金に依存している。これが真実だと思う。

原発と消費税はどちらも既得権益を守る今の日本を代表する政策

考えてみたら原発推進と消費税増税は似ている。

たとえば原発。再生エネルギーや発送電分離、あるいは地域独占の解消など考えずに、そのまま電気が足りなくなっていいんですか!と脅して電力料金の値上げを権利だといい張る。
そこにはなにも改革めいたことや、従来の霞が関打破など既得権益の打破などは影も形もまるでない。

消費税もそう。増税の前にやるやることは山ほどある。特殊法人や天下りの根絶。補助金の見直し。法人税を支払っている会社は3割わずかしかいない。企業が赤字ならいいが、ごまかしている企業も多いときく。また税金は収めていても社会保険を納めていない企業も多い。税務署と年金機構と組織が別だからだが、要するにザルなのだ。精度を上げてキリキリ徴収すれば、実は消費税値上げ分と同じぐらいの額の歳入が見込めるという学説もある。消費税増税も従来の霞が関打破など既得権益の打破など影も形もまるでない。
見ててごらん、消費税をあげたら、地デジとエコポイントで盛り上がった家電業界の「今」の状況そっくりになるから。

改革だ!霞が関の既得権と断固闘う!と勇ましかった民主党はいつのまにか自民党になった。
橋下市長の維新の会が一大勢力になる前に、民主党と自民党は大連立するかもしれない。でも震災時の1年前ならいざしらず、増税と原発推進のための大連立なんていったら、笑っちゃうよね。'`,、('∀`) '`,、

必要とされる自分、必要とされない自分

貴方は誰かに必要とされていますか?

突然だけど職場や学校、あるいは家庭じゃなくても、例えば仮想と言われるSNSの世界でも毎日「おはよう」とか「おかえり」と言われると、ほっとする。正直な話、調子がいい時は挨拶なんだけど、調子が悪い時には救いの言葉になる。なんだか、誰かとつながっている気がして自分は独りじゃないって実感ができる。だから僕もできる限り言葉をツイートする。生存の確認みたいでおかしいけど、でもそんな毎日が嬉しい。

人間関係は難しくて、血がつながっている親子だって憎しみあうことがある。日本の殺人の47%は家庭内で起きているという事実。またあれだけ愛し合った男女だって罵り合ったり、別れてしまうことだってある。真夏の暑い中、2時間も駅の改札の前でワクワクして待ってくれた人も別れてしまえば、もう僕のことなんて忘れてしまっているかもしれない。タフになれればいいけど、ブレイクダウンすることだってある。自分って誰かに必要とされているんだろうか、って考えて落ち込むことだってある。

人間の死には2つある。生態的な死と誰かの記憶から忘れ去られる死だ、って何かの映画のセリフにあったっけ。僕が死んだら、あっさり忘れ去られるだろうし、それでもしょうがないと思う。正直、死んでからのことなんて考えていられない。それよりもせめて生きている間は、誰かに必要とされたいし、誰かを必要として生きたい。

人とつながりたい。社会とつながりたい。逆かな?社会とつながるためには誰かとつながっていなければいけない。人生はハードでタフだけどね。
さあ、元気を出してまた歩き出そう。

今日はこの曲。

Eagles - Take It To The Limit - YouTube http://www.youtube.com/watch?v=YwASii2f5c8

GKB47はなにが問題だったのか?

通勤帰りの東急田園都市線の車内のモニタで、たまたまこの動画を見た。

AKB48 CM 政府広報 あなたもゲートキーパー宣言! ♪NEW SHIP -
YouTube http://www.youtube.com/watch?v=zsm6SlxVTd4

国会でも取り上げられたAKB48を起用した自殺防止のCMだ。結局このCMでは「GKB47」という名称は使われていないが、しっかりAKB48のメンバーが登場している。
どうなっているんだろう?
このCMを見るとやっぱり違和感を感じる。大いに感じる。

  1. 一般的に自殺を考えている人には安易に「がんばれ」など励ますのはよくないと言われている。かける言葉はとても難しいと精神医もカウンセラーさえも話す。それなのにこんな気軽に素人を登場させていいのか?しかもAKBは超人気アイドルだ。
  2. アイドルといえば手が届かない輝く存在。スケジュールもびっしりで大忙しなんだろう。そんな人が(僕から見れば)上から目線で「話をきかせて」なんて悪い冗談にしか思えない。
  3. そもそもゲートキーパーとはなにか、素人にできることはなにか?日本の自殺の現状は今どうなっているのか。バカ高いCMを打つのなら、まず地道にここから広報活動を進めるべきじゃないのか?

「死にたい奴はさっさと自殺しろ」などという人にはもはや何も言うことはないが、年間3万人も自らが命を断つ国はどう考えても異常だ。僕の友人も、知人も自殺で命を断った。
残された娘さんは今でも好奇の目にさらされ、父の話はできないという。自殺の原因をひとつずつ紐解いて、少しでもみんなが共生できる社会を考えていきたいのだが、少なくともこのCMが役だっているとは僕には思えない。

3月は1年で一番自殺が多い月。

苦しくて絶望的になることが多いけど、みんなでこの時代を生きていきましょう。

荻上チキさんと5時間も

先週の朝まで生テレビ以来、僕のTLでもちょっとした荻上チキさんブームが着ています。

去年の話になりますが、荻上さんが編集長を務めるシノドスのカンファレンスで荻上チキさんが司会で作家の大野更紗さんとご一緒したことがあります。
会議室に10名程度で缶詰して、当初の時間の2時間を大幅に超過すること3時間、大野更紗さんの強い意志でなんと5時間も社会福祉制度について勉強しました。

その前から僕はTBSラジオのDIGで荻上チキさんを存じていました。とにかく話をまとめる力が抜群で、しかも無駄がなく、よどみなく、感情的ではない冷静で解りやすく解説する能力は素晴らしいの一言。当日はたまに大野更紗さんの話がやや難解になると、すぐに要約して我々に通訳してくれました。

荻上さん、どこにでも入るあんチャンタイプで、はじめはレッドブル飲んでいて、後半は野菜ジュースか天然果汁ジュースを飲んでいました。黒のiPhoneでPCは使ってなかったっけな?ちょっと誤解されそうですが、お金の匂いや権力を感じず、とにかく飾らず、気さくで、それでいて無駄がない、まさに新しい時代の気鋭の論壇の登場です。
言うものは知らず、知るものは言わず。老子の言葉です。

明日は水曜日。夜10時からのTBSラジオDIGは荻上さんがパーソナリティを務める日です。Podcastでも楽しめます。

世界で一番売れたアルバムは?

世界で一番売れたアルバムは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」
2位がはピンクフロイドの「狂気」
3位はオーストラリアのメタルバンド、AC/DCの「バック・イン・ブラック」
4位はホイットニーヒューストンのボディーガードのサントラ。唯一の女性だ。
5位は意外、ミートローフの ロックオペラ Bat Out of Hell

こうして考えると感慨深い。
だって1位が黒人でしょ?2位は英国人グループだし、3位にいたっては豪州人。4位も黒人女性、しかもサントラだ。
ビートルズローリング・ストーンズもいない。アメリカ人のプレスリーもディランも、記憶の新しいマライア・キャリーもいない。

しかしこの5枚、全部持っているし、全部好き。
特に部屋を掃除する時にはAC/DCをよく利用させてもらっているんだ(^^♪

【HD】 AC/DC Back in Black - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=_iaMr8mAPFw&feature=watch_response

今の若者が自分は幸せと感じるのはある意味で当たり前だ。

『絶望の国の幸福な若者たち』という本が話題だ。

この本の中で20歳代の70%が幸せと答えている。これは今はまだママが毎日御飯作ってくれるし、パパが建てたうちがあるという家庭が多いからではないだろうか?おそらく多くの場合は彼ら彼女らのご両親は健在、自分の子供の教育費も自身の健康問題も問題ないだろう。自分のことだけを考えていればいい時代だ。これは今だけではない。新人類と言われる団塊世代の下ぐらいから変わらない。

日本は豊かだった。その予熱はまだ充分にこの国に残っている。しかし餓死や孤独死がニュースで取り上げられ、生活保護はさらに増えるだろう。新興国との競争などますます競争は熾烈になる。失業者や年収の減少はまだまだ続くだろう。

問題なのは彼らが20年後にどう感じるか。

両親の介護、結婚や子育て、教育費、自身の就職問題。20年度に幸福と感じる世の中にしないといけないと僕は思う。そのためにひとつひとつ当事者意識として問題意識を持てるか。それが大切なのではないだろうか?

<参考>若者不在の若者論、20代が反論 「絶望の国の幸福な若者たち」の著者、古市憲寿氏に聞く

http://www.nikkei.com/life/living/article/g=96958A90889DE1E4E1E4E0E7E6E2E2EBE3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E1E2EBE0E2E3E3E6E0E6E4