火の出るようなブログ2

やっぱり、人は他人を理解しあうことでしか最後は自分自身も救われないと思うのです.

時の流れに。グランドキャニオンのような人生とサハラ砂漠のような人生

今日、高校時代の友達と再会した。二人でカジュアルなイタリアンカフェでランチをした。

 

彼女は高校時代に知り合った僕の別の友人とその後結婚し、結婚式は二人のたっての願いで僕が司会をした。させられた。当時学生だった僕は急遽新宿の紀伊國屋書店で結婚式の司会本のマニュアルを買って父の猛特訓を受けて、懸命にアタマに叩き込んだ記憶がある。今にして思えば皮肉だ。

 

それからは年賀状の付き合いになり、子供の写真で年月が流れ、3年前にシングルになったことを知った。すぐにでも連絡をすべきだったが、旦那を知っているからなんだか気が重くて連絡をしたのは今年の年賀状をもらった後。

 

悲しかったのは当時の共通の友達が実は二人亡くなったことを知ったことだ。ひとりのEは僕と気が妙に合う奴で、お互いに持てない同士で「一人が気楽でいいよ。自由自由フリーダム」 と二人で話したっけ。Eはその後獣医になり結婚し、自分の医院を開設した年に心筋梗塞で急死したそうだ。もう一人は若くしてガン。それと当時の悪友Sは教え子に手を出して結婚したが、すぐに離婚(苦笑)。その後ネットで知り合ったバツイチ同士と結婚し、今は娘さんと三人で楽しい家庭を築いているそうだ。ああ、時の流れに。僕はあのSに負けたわけだ。残念!

 

まるでグランドキャニオンのように山あり谷ありの彼女の人生。旦那の借金、女、失業、双方の実家の確執、実の両親の死・・・。まるで朝の連ドラだよね、なんて話したけど、やっぱり女性は明るくたくましい。彼女の前向きで人なつっこい性格は高校の時とまるで変わってなく、そのことを話したら、僕を君付けして僕も高校時代とまるで変わっていないと話してくれた。

 

グランドキャニオンのような荒馬を乗りこなすような人生と、僕のようになにもないサハラ砂漠のラクダのような人生。でもこうしてまた再会できて今のお互いの生存を再確認できるなんて、なんと素晴らしいことだろうか。

お互いにまた明日からがんばろうとイタリアンカフェを出た。I am still Alive.

僕らはまだこの時代を生きている。神様に感謝しなきゃ。