火の出るようなブログ2

やっぱり、人は他人を理解しあうことでしか最後は自分自身も救われないと思うのです.

「死にたい奴は死ねばいいんだ」「働かざるもの食うべからず」という人生

よく「死にたい奴は死ねばいいんだ」「働かざるもの食うべからず」という人がいます。
またハムラビ法典よろしく人を殺した奴は死刑だ、とあっさり言いのける人もいます。
僕はそんな人に対して皮肉を込めて強いなあ、と思いますね。そんな人間ってまるでライオンだよね。

死にたい奴は死ねと肯定する社会ってどんなに恐しい世界なんでしょうか?
働かざるものが食えなかったら、失業者は餓死するの?失業率が0になることは絶対にないし、そもそもさまざまな要因で働く事ができない人だってこのように大勢存在します。
わかりますよ、怠け者を叱咤する気持ちは。でもそんなライオンのようなことを言っても現実は一向に改善されません。

人を殺したら死刑、そんな単純な法律が現代に蘇ったら、過失はどうなるのでしょうか?
京都のこの事件はどうなるのでしょうか?僕はこの事件のことを思い出すたびに号泣します。

『ありがとう』 - 〜温情判決〜
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僕とこの男性の違いは殆どありません。僕と亡き母が同じ境遇だったら、僕は母を殺めたかもしれません。

ライオンのような強い事をいう人が強い人とは限りません。否、強い人は強いことを言いません。人の心の痛みや傷の辛さを知っている人こそ強いのであって、人を許すことができるのです。弱い人こそ強いことを言います。そしてなかなか人を許せないのです。